展示されている中古のピアノって実際どうなの?注意点とおすすめの販売店をご紹介!
あなたは”中古のピアノ”についてどんな印象を持っていますか?
この記事では”中古のピアノを購入する際の注意点について”と、”腕の良い職人が居て安心・信頼できるおすすめのピアノ販売店”の2つをわかりやすく解説しています。
少しでも興味のある方はぜひ、最後まで目を通していただけたらと思います。
中古のピアノを購入する際の注意点について
ピアノレッスンをする場合、ピアノを新品で購入するとなると高価なため、展示されているピアノを実際に見ながら「比較的キレイだし中古でもいいかな」と、そこで初めて中古のピアノを視野に入れる方も少なくありません。
ただ、中古のピアノを購入する際にはいくつかの注意点があります。
”状態” ”価格” ”アフター”の3つに分けて、わかりやすく解説していきますね。
状態
「状態の良い中古ピアノ」と言われたら、あなたはどう思いますか?
ほとんどの方が「それなら買おうかな」と、前向きに検討しますよね。
中古ピアノでの”状態が良い”というのは、”元々の状態が良いピアノを熟練した技術者が丁寧に再調整したピアノ”のことを言います。
そのため、傷がなくて見た目がキレイなことを”状態が良い”と言っている販売スタッフ・店舗には少し注意が必要です。
1台でも多くのピアノを販売しようとしている手口だと思っても良いでしょう。
では、元々の状態が良いピアノの条件をご紹介していきます。
・湿気の少ない清潔な部屋に置かれていたピアノ
ピアノは木材を中心に造られているため、湿気の少ない清潔な部屋で利用していたことが望ましいです。
・使用頻度の少ないピアノ
たくさん弾かれていたピアノは、ハンマーなどの消耗部品が摩耗していることが多いです。
また、鍵盤ブッシングクロスも擦り減っていることもあり、タッチの際に影響を及ぼすことも。
そのため購入をした年数よりも、使用頻度の少ないピアノの方が長持ち・音色が良いことがほとんどです。
・調律されていたピアノ
ほとんど調律されていないピアノは内部の状態が基本的によくありません。しかし適度に調律を行っていたピアノは内部の状態も良好なことが多く、安心できます。
以上のことから、展示されている中古のピアノを検討・購入する際は、”状態が良いピアノかどうか?”をしっかり確認することが大切です。
価格
新品のピアノは非常に高価なため、比較的安価な中古のピアノに惹かれてしまう方も少なくありません。
状態が良ければ中古のピアノでもなんら問題はありませんが、あまりにも安価なピアノには注意が必要です。
では、中古ピアノを検討・購入する際の価格の注意点について解説していきます。
少しだけ高価なピアノ
安価すぎるピアノは、”状態の良いピアノ”とは言えません。一見見た目がすごくキレイであっても、中の状態が最悪なこともあります。
少しだけ高価なピアノは音色も良く、鍵盤のタッチも良くて長期間使用できるケースがほとんどです。
価格に惹かれて検討・購入するのは決して悪いことではありませんが、他の中古ピアノに比べて圧倒的に安価な場合は、中の状態を疑った方が良いです。
MEDE IN JAPANであること
最近ではインドネシア製などのピアノが安価で展示・販売されていることがよくあります。
しかしヤマハやカワイといった日本製のピアノの方が安心して利用できますし、国産メーカーの方が音色が良いです。
「音色は別に気にしない」「あんまり使う予定ないし安いもので十分」という方はインドネシア製などのピアノでも良いと思いますが、「ちゃんと練習したい」「費用は多少抑えたいけれど、音色にもこだわりたい」という方は国内メーカーのものが圧倒的におすすめです。
支払総額
これは中古のピアノに限った話ではないですが、ピアノを購入するとなると本体価格以外にも以下の諸費用がかかります。
・椅子などの付属品代
・調律費用
・配送料金
・消費税
これらの費用は一部ではありますが、支払いの総額がピアノの本体価格だけではないということを覚えておきましょう。
以上のことから中古のピアノを検討・購入する際は、”安価過ぎないもの””国内メーカーのもの”を重視することが大切です。
また、支払総額はピアノの本体価格以外にも諸費用が発生するので、それも踏まえた上で予算を検討しておきましょう。
アフター
家電や車などと同じで、ピアノにも定期的なメンテナンスや保証期間等があります。
「購入したら終わり」ではないので、ピアノの状態や価格以外にも、アフターがどんな感じになっているのかも購入前に知っておく必要があります。
では、中古のピアノを購入する際のアフターの注意点について解説していきます。
定期的な調律
ピアノには定期的な調律が必要なので、購入をする前に調律を行う際の連絡先や費用についてしっかり確認しておくことが大切です。
面倒くさがって定期的な調律を怠ると音色が悪くなったり、ピアノの状態が悪くなるのでご注意ください。
保証期間と保証内容
中古のピアノにはメーカー保証がないので、万が一を想定して購入前に保証期間と保証内容について詳しく聞いておくことをおすすめします。
消音装置の後付け
消音装置の後付けに対応していない店舗もあります。
そうなると購入する時はいらないと思っていても、後から消音が必要になった時に後付けすることができません。
また、店舗に関係なく消音を後付けできないピアノもあります。購入後に後悔しないためにも、購入をする際に消音装置の後付けについて質問しておくといいでしょう。
以上のことから中古のピアノを購入する際は、アフターについてしっかりと確認しておくことが大切です。
後になって「ああじゃない」「こうじゃない」となってからでは遅く、手間や想像以上の費用がかかってしまうこともあるので、事前に確認・質問をして不明点をちゃんと解決してから中古のピアノを購入することをおすすめします。
腕の良い職人が居て安心・信頼できるおすすめのピアノ販売店
これからご紹介するピアノ販売店は、展示はもちろん中古ピアノも取り扱っているので、中古ピアノの購入を少しでも検討している方におすすめできるお店になります。
では、腕の良い職人が居て安心・信頼できる特におすすめのピアノ販売店をご紹介していきますね。
昭和楽器
創業 | 1950年 |
修理士 | 在籍 |
調律士 | 在籍 |
取扱台数 | 100台以上(国産/輸入) |
営業時間 | 10時~18時 |
定休日 | 水曜日、木曜日 |
ショールーム情報 | ▷東京オフィス
住所:東京都渋谷区恵比寿西2-3₋11 ▷埼玉ピアノ流通センター 住所:埼玉県入間郡越生町上野654 |
関東エリアでは最も歴史のあるピアノ専門店で、プロのピアニストからの信頼も厚いお店です。
70年以上積み重ねてきなデータや実績を、長年腕を磨いてきた職人さんが揃っているためアフターケアの体制もばっちりです。
キノシタ楽器
創業 | 1961年 |
調律士 | 在籍 |
取り扱いメーカー | ヤマハ カワイ |
営業時間 | 10時~18時 |
ショールーム情報 |
住所:埼玉県入間市豊岡1丁目3−18 |
ヤマハの特約店として創業50年以上の歴史がある中古ピアノの販売店になります。
ピアノのリニューアルに自信があり、厳選した中古ピアノを丁寧にメンテナンスをしてから販売しています。
価格は40万円~で、購入後の保証は3年と有難いサービスばかりです。
ピアノプラザ群馬
創業 | 1974年 |
調律士 | 在籍 |
取扱台数 | 250台 |
取り扱いメーカー | 国産、輸入 |
営業時間 | 10時~19時30分 |
定休日 | 水曜日 |
ショールーム情報 |
住所:群馬県高崎市問屋町西1-3₋10 |
群馬県にある敷地内には4つの建物が並んでいる日本最大規模の楽器店になります。
ミニコンサートフォールが併設されているので、音楽を楽しむこともできます。
高品質なピアノを取り揃えているので、「良い中古のピアノを選びたい」という方はもちろん、「中古品っていうのはちょっと…」という方にもおすすめの場所です。
中古のピアノだけではなく世界的に高級なピアノとして有名なスタインウェイの新品もあり、国内で唯一スタインウェイの専用ショールームもあるので、足を運んで損はありません。
ピアノプラザ野田
創業 | 1979年 |
調律士 | 在籍 |
取扱台数 | 500台 |
取り扱いメーカー | 国産、輸入 |
営業時間 | 10時~19時 |
定休日 | 不定休 |
ショールーム情報 |
住所:千葉県野田市山崎1604‐2 |
創業30年以上の実績があり、特にカワイピアノの取り扱いに力を入れている販売店になります。
定期的にディノスのピアノ大バーゲンを行っているので、通常の販売額よりも安く購入することが可能です。
ショールームには専属の調律師が居るので、中古のピアノや購入したピアノのメンテナンスを任せることができます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
中古のピアノを購入する際の注意点と、腕の良い職人が居て安心できる中古のピアノの展示・販売を行っているおすすめの販売店についてよく知っていただけたかと思います。
ピアノは安価なものではないため購入する際に「高いなぁ」と感じたり、欲しい気持ちはあるけれど中々決心がつかないでいる方も少なくないはずです。
中古のピアノでもちゃんとした販売店で購入をすれば費用を抑えることができ、状態の良いピアノを長期間使用することができます。
この記事を読んで少しでも中古のピアノが気になった方は、ご紹介したおすすめの販売店・ショールームに足を運んでみてはいかがでしょうか。