ピアノに興味があるならピアノコンサートに行ってみよう!公演中のマナーやピアノ展示情報を解説
ピアノは英会話や英語学習、水泳などと並ぶ習い事の定番です。
小さい頃から習っていた人も多いですし、そうではない人でも大人になってから習っておけば良かったと思うことも。
ピアノレッスンに興味があるなら、まずはコンサートに行ってみるのがおすすめ。
初めてだと分からないことも多いので、ピアノコンサートの基本情報を知っておきましょう。
マナーや、知っておくと便利な豆知識も紹介していきます。
恥をかかない為にも知っておこう!ピアノコンサートの基本情報
ピアノコンサートは、アーティストや歌手のコンサートとは異なります。
まずは知っていて当然とも言える、基本的なことを見ていきましょう。
コンサートとリサイタルの違い
コンサートは簡単にいうと複数の楽器を合せたものです。
バイオリンやチェロなど、いくつかの楽器を合せて演奏していくもので、オーケストラを想像すると分かりやすいですね。
歌い手がいることもあれば、楽器演奏だけのこともあります。
一方、リサイタルはソロで演奏をしていきます。複数名の演奏者がいることもありますが、基本的にピアノコンサートはピアノのみ。
他の楽器も合せた演奏を聞きたいのであればコンサート、ピアノだけを聞きたいのであればリサイタルに行くようにしましょう。
ピアノコンサートのおすすめの席
コンサートに行く場合はチケットが必要です。購入時に座席を指定できるようになっているので、好みの席を選ぶようにしましょう。
コンサートを開くようなホールは音が響きやすくなっていますが、座席によって若干の違いがあります。
上手の席は音が届きやすいのでオススメ。
真ん中であればバランス良く音が聞こえるので、できるだけ中央に寄るようにしましょう。
音の響きを重点的に考えるのであれば、真ん中あたりの上手の席を取るようにしてください。
逆に、ピアノ演奏者の手元を見たいのであれば下手の席がオススメ。距離が近いこともあって手元も良く見えるため、ピアノコンサートでは下手の座席も人気ですよ。
コンサートの開始時刻と時間
主宰者によっても異なりますが、ピアノコンサートは19時頃から始まることが多いです。
土日であれば昼間に開始することもありますが、平日に昼間から行われることは珍しいです。
昼にコンサートに行きたいのであれば、土日にチケットを取るようにしましょう。
コンサートの時間は2時間ほどで、長くても3時間で終わることが多いです。
演奏中は席から立ち上がりにくいのでトイレなどは事前に済ませておきましょう。
コンサート中は、途中に20~30分ほどの休憩があります。
通常であれば休憩は1回ですが、コンサートが長くなればそれだけ休憩する回数も多くなります。
マナー違反は厳禁!ピアノコンサートに行くときに注意しておくこと
ピアノコンサートは楽しむことが前提ですが、いくつか知っておくべきマナーもあります。
恥をかくのは自分ですし、失礼のないようにしておきましょう。
ここでは、ピアノコンサート初心者の人が失敗しがちなことを紹介していきます。
マナーを守った服装を心がけよう
ピアノコンサートは歌手のライブとは違うため、カジュアルすぎる服装は止めておきましょう。ジーンズなどの服装は避けておきます。
男性は襟のあるシャツ、ジャケットなどを着るのが一般的です。
露出が多い服装は好まれないため、女性はスカートの長さや胸元にも注意しておきましょう。
ドレスコードが全くないこともありますが、フォーマルな服装をしていると悪目立ちするので注意。
特に、海外の演奏者が来日するようなコンサート、記念コンサートなどはドレスアップして訪れる人が多いです。
また、周囲に他の人が座ることも考えて香水は控えておきましょう。匂いが充満してしまって迷惑をかけてしまうことがあります。
コンサート中はなるべく音を立てないようにする
ピアノコンサート中はなるべく音を立てないようにしておきましょう。携帯電話は電源を切るかマナーモードに設定しておきます。
アクセサリーとして貴金属を身につけることもありますが、金属音にも注意しておきましょう。
コンサートホールは音が響きやすい造りになっているため、他の施設と比べても音が目立ちやすいです。
金属のブレスレットの重ね付けをすると、動いたときに音が気になることも。
貴金属を身につけるときは家で試着し、音が出るようなら外してから行くようにしてください。
演奏中に前のめりにならない
コンサート中に、つい聞き入ってしまって前のめりになってしまうことがあります。
ほとんどの場合は無意識ですが、周りの人の視界を遮ってしまうことになるので注意しておきましょう。
ピアノコンサート中は、基本的に座席から立つのもマナー違反です。
演奏中に歩くと視界を遮りますし、音がするので良くありません。
どうしても席を立つ用事があるときは、合間の休憩時間に済ませるようにしましょう。
遅刻をしたらどのタイミングで入るのか案内係に聞く
遅刻をするなどしてコンサートの開始時刻に間に合わないときは、演奏中に勝手に入らないようにしましょう。
基本的に演奏中は入ることができませんから、案内係の指示に従うようにします。
演奏と演奏の合間に入るように促されますが、慣れてないと合間が分からないのでOKが出るまで待つようにしてください。
その他、何か困ったことがあるときは案内係に聞くようにしましょう。
知っておくと便利!ピアノコンサートの豆知識
チケットを取ったら、あとは当日を楽しむだけです。
ここでは、ピアノコンサートを存分に楽しむための豆知識を紹介していきます。
パンフレットは無料の場合と有料の場合がある
コンサートに行くとプログラムやパンフレットが用意されていますが、無料の場合と有料の場合があります。
有料の場合、料金は安いものであれば500円ほど。
格式の高いコンサートになると10,000円ほどすることもあります。
有料の場合はコンサートホール内に売り場があるので、欲しいのであれば出向いて買うようにしましょう。
薄着の場合は羽織るものを持っていく
コンサートホールは冷房が効いていることが多いため、薄着で行くときは羽織るものを持参しておきましょう。
ピアノなどの楽器類を管理するときは、一定の湿度が保たれています。
楽器のために冷房が効いていることが多いため少し寒いことも。
コンサート中は座席に座って聞くことになりますから、余計に寒さを感じやすいです。
ストールやカーディガンなどを忘れずに持って行くようにしましょう。
拍手のタイミングを合わせる
ピアノコンサートでは拍手が沸き上がることもありますが、拍手するタイミングは難しいです。
1曲ごとに拍手するわけではないため、周りの人に合せるようにしましょう。
コンサートでは曲と曲の繋がりも重視するため、拍手をしないこともあります。
慣れてくればタイミングが分かりますが、慣れない内は自分から拍手はせずに人に合せるのが無難です。
ピアノ展示会は様々なピアノがある!購入することもできて便利
ピアノは1709年に発明されたと言われており、現在でも様々な種類があります。
展示会に行けば普段はお目にかかれないようなものを見ることもできるので、興味があれば足を運んでみましょう。
価値のあるピアノを見ることができる
世界三大ピアノ呼ばれているのは、ベヒシュタイン、ベーゼンドルファー、スタンウェイ・アンド・サンズの3つ。
日本には数台しかないと言われているブランドもありますし、世界的に価値があるピアノです。
その他、希少価値の高いピアノなども展示されていることがあるので、機会があれば訪ねてみましょう。間近で見るだけではなく、実際に触れられることもあります。
通常よりも安くピアノを購入することができる
展示会であれば、その場でピアノを選んで購入することもできます。
規模の大きい展示会であれば100台以上のピアノが並べられていることもありますし、国産ピアノだけではなく輸入ピアノも揃っています。
展示会であれば、その場でスタッフに直接話を聞くことができて便利。
音や価格などの相談をすることができるため、ピアノの知識がない人でも安心です。
新品だけではなく中古、電子ピアノを取り扱っていることも。
楽器店で買うよりもリーズナブルに購入できることが多いので、購入を考えているなら見に行ってみましょう。
まとめ
ピアノなどのクラシックコンサートは敷居が高いイメージがありますが、実はそんなこともありません。
服装に注意し、音を立てないなどの基本的なマナーを守れば良いだけです。
これからピアノを始める人、子供に習い事をさせたいと考えている人など、まずは気軽な気持ちで行ってみましょう。
英語学習するときは環境も大事ですが、それはピアノも同じ。
コンサートに行って本物の演奏を聴き、展示されている価値のあるピアノを見れば、きっとピアノへの意識も高くなります。